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INFORMATION平成22年 新年に語る 社団法人エルピーガス協会 会長 川本 宜彦

あけましておめでとうございます。
エルピーガス協会は、本年2年目の活動に入ります。昨年は新団体設立という大きな方向に舵を切った〝エルピーガス丸〟を、今年はさらに力強く前進させる年にしたいと思っております。われわれの行く手には、まだまだ荒波が立っていますが、会員各位におかれましては、〝目指す大陸〟があることをご理解いただき、当会の運営に対して一層のご尽力をお願い申し上げる次第でございます。

本年の活動を考えた場合、3つのテーマがあると思います。一つには新しい団体の組織を強化して、中央の活動と地方の活動を盛んにすること。二つには低炭素社会へ向けて、われわれの業界はどのような役割を担うかを検討すること、そして三つ目として事業の原泉である「保安の確保」と「取引の適正化」に真摯に取り組むことが肝要であると思っています。

まず第1のテーマとして、新団体の組織強化を図っていきたいと思っております。何事も総論賛成・各論反対があるように、流通三団体には三者三様のDNAがあり、成り立ちやその文化、組織の違いによって異なった考え方があると思います。私としては、それは織り込み済みで、覚悟もしている。ただ、各論において意見を統一できない、合意に達しないというのであれば、それは当事者間の努力不足と言わねばならないでしょう。あるべき方向、あらねばならない〝業界の絵姿〟に半歩でも近づけていくべきであり、その方向性には会員各位が同じ視線を向けているものと信じております。
協会において初年度には総務、保安、経済、卸、自動車の5委員会に大きく〝間仕切り〟をしました。これらの活動や〝仕切り〟は、向後柔軟に対応していくもので、必要に応じて変え、進化させしめていくものと考えております。地方の活動にも期待しております。地方ブロックも粗い網の目ができたばかりでこれから組織されるでしょうが、都道府県協会そしてブロックの組織作りも活発に行っていかなければならないと考えております。それは、当会の運営において都道府県協会や地方ブロックが会費制度、役員の構成などの大所を解決するに必要な組織であることは言うまでもありません。
昨年12月の理事会においては、平成22年度会費額を一律1割減額とする暫定会費案が承認されました。しかし、最終的な会費制度については、議論のあるところであり、会費の引き下げが果たして中長期の協会の体質強化、根を下ろした活動へとつながっていくのかどうかについても真剣に議論する必要があるでしょう。会費の縮小均衡が〝縮み志向〟につながり、結果的に人・モノ・金等を流出させていくことのないよう、会費制度の検討においては、それらをも注視しなければならないと考えています。

第2のテーマとして、当業界が低炭素社会づくりの役割をどのように担っていくかということです。エネルギー業界の一翼を担っているわが業界が、この逆風をむしろ利として生かす、不利を利とするようプラスの効果に結びつける努力をしていく必要があると思います。そのためには、高効率給湯器やエネファームの販売促進、太陽光発電などの再生可能エネルギーをアレンジして低炭素社会作りに貢献する業界となるべく道を探る必要があると考えます。

第3のテーマは、「保安の確保」と「取引の適正化」です。保安の確保については、昨年6月の設立総会で「事故半減」を宣言しました。そして、昨年11月には会員各位に緊急対策の第1弾を要請したところです。「事故半減」は業界の365日24時間のたゆまぬ努力、そして注意力の結果として達成できる目標であり、日頃からの保安活動が重要であると思います。
特に、業務用厨房施設等でのCO中毒事故を是非とも無くしていかなければならないと考えます。業務用の調理場などでは、ひと時も休まずに連続して火気が使われている施設もあります。このような現場に対し店員の人数分だけチラシを置いてくるだけの対応でよいのか、もう一度考えてみる必要があるでしょう。会員各位におかれましては業務用施設、また一般家庭においても実効性ある対策をお願いしたいと思います。

最後に、「取引の適正化・透明化」問題に対し、私は、特定業者の過度なる拡張主義が社会問題化することを憂い、警鐘を鳴らしてきました。昨年末には、その〝問題児〟のいわば親会社が、「泣いて馬謖を斬る」全面的な取引停止という行動(勘当)に踏み切りました。私はその大英断に対し、最大級の讃辞を送りました。LPガス業界の流通秩序回復のため、会員各位が正邪を見極め、ここにこそ、我々の「仕分け」力を及ぼすべきであろう。

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